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令和4年度光市予算編成に伴う要望書

①  新型コロナウイルス感染症に対する対応  市民の生活を守るため、再度の感染拡大など状況に応じた機動的な財政支出による支援をお願い したい。また、これまでまちの繋がりを維持してきた地域活動や市民活動、文化活動、スポーツ等 の活動再開に際して、サポートするなどの支援をお願いしたい。


②  誰一人取り残さない教育環境に向けて  不登校児童生徒の増加は、現在大きな課題となっています。不登校の未然防止と、更なる支援の 充実に取り組んでいただきたい。特に山口県内で唯一本市が教育支援センターを設置していないこ とが理由で起きている、第3の居場所の確保の問題には、差のない出席扱いと保護者負担の無償化 に早急に取り組んでいただきたい。また、支援の必要なヤングケアラーの実態調査と、当事者及び 社会に対する啓発活動を行い、確実な支援に取り組んでいただきたい。


③ 地域力アップにつながるコミュニティ・スクールの充実を  15歳までの学びと育ちを18歳までつなぐという視点で、高校生達の創造力や夢をまち全体が 応援して実現させることは、愛郷心のあるまちづくりのプレーヤーを育て、まち全体に活力を与え ます。18歳まで見通した次世代型コミュニティ・スクールを推進する中で、地域、学校双方に好 循環を生み出す取組みを進めていただきたい。


④  小中一貫ひかり学園実現により学びと育ちの充実を  小中一貫ひかり学園の実現は、光市の人口推計、教育施設の長寿命化計画の分析によると待った なしの状況です。施設一体型のひかり学園の実現に向けて、早くから連携教育に取り組んできた大 和中学校区から、具体的な計画を示し取り組んでいただきたい。また同時に、児童生徒の学びと育 ちを第一に考え、全教科における専任の教員の配置と、学校図書指導員の各校配置の実現を目指し ていただきたい。


⑤  自治体DXの推進と条件不利地域の通信インフラの整備を  自治体DXを推進し、「誰一人取り残さない、人にやさしいデジタル化」に向けて、コミュニティ センターや出張所等の公共施設に、Wi-Fi設備や情報にアクセスできる機器の配備に取り組んでいた だきたい。特に通信環境の不利な中山間地域等においては、リモートワークが可能となる通信イン フラの整備が、ワーケーションや移住定住への魅力の一つになると考えられるため、ぜひ取り組ん でいただきたい。


⑥ 下水道料金の適正化  当市の下水道使用料は県内他市町に比べ、市民の負担の大きさが指摘されています。公営企業会 計になった下水道事業について、早期に経営戦略の改定に取り組み、市民にとって負担の少ない適 正な使用料になるよう取り組んでいただきたい。 別紙1


⑦ ごみ分別収集の負担の解消  ごみ集積所における分別違反ごみの処理は、高齢化、コロナ禍により、自治会に大きな負担と なっています。ごみ出し支援も含めて課題解決に行政が積極的に取り組んでいただきたい。


⑧ 市民にとって切実な日常の足の確保と公共交通のバリアフリー化推進  市民アンケート結果において、重要度が高く満足度が低いニーズの上位となっている公共交通に ついては、「地域公共交通計画」の策定において市民の声をしっかりと反映させるとともに、地域 の実情に合わせた公共交通の整備に力を入れて取り組んでいただきたい。また、市内各駅の乗降段 差の解消など、既存交通機関のバリアフリー化に取り組んでいただきたい。


⑨ 農業者・漁業者への支援  有害鳥獣等による収穫物や耕作地への被害により、担い手が耕作意欲を失い、不耕作地が増える ことが懸念されます。特にイノシシによる被害に対しては、防護の充実を図るとともに、将来にわ たる捕獲体制の維持・充実についても取り組んでいただきたい。  漁業資源の育成・開拓に加え、海産物の6次産業化や直販、飲食などを行う地産地消拠点の整備 については、漁業者支援と賑わいづくりを目指し、漁業者、加工業者、販売業者と行政が連携して 取り組んでいただきたい。  また、給食センターと連携した地産地消の推進にも積極的に取り組んでいただきたい。


⑩ 光漁港海岸保全施設整備工事の浸食対策の優先的実施  室積海岸松原地区では、台風や冬季の波浪により侵食が進んで浜崖が大きくなり、地域住民に不 安が広がっています。この危険な状況を改善するため、養浜工事を早期に着手していただきたい。


⑪ あらゆる自然災害への備えを  平成30年7月豪雨災害の経験を市民生活の安全・安心に変えるため、河川の状況に応じた浚渫 と内水面氾濫を防ぐ為のポンプ設置等の対策・体制整備を進めるとともに、県に対し「島田川洪水 浸水想定区域」の早期見直しを求めていただきたい。  整備が進められている防災指令拠点施設により、災害時の対応能力の格段の向上が見込まれます が、耐震性能不足が指摘されている本庁舎については、災害対応の要として不安が払拭できない状 況です。凍結している本庁舎の整備に向けて、方針を示し取り組んでいただきたい。  地震災害については、広域にわたって被害が発生し、避難生活が長期にわたることや、施設や職 員にも被害が及ぶことも想定した、避難所運営の体制及びマニュアルの整備等に取り組んでいただ きたい。 別紙2


⑫ 長期的視点で未来の光市のグランドデザインを  旧光総合病院跡地、光駅南口市営駐車場、本年度末に閉校する光丘高等学校用地等の大規模公共 用地をどのように活用するかは、今後のまちづくりに大きな影響を与えます。老朽化の進む図書館 や文化センター、本庁舎等の公共施設の更新・再編については、長期的な視点に立ち、市民ととも に光市のグランドデザインを描き、豊かな未来に向け、着実に取り組んでいただきたい。


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